アンキハウスの標準仕様のこだわりをご紹介します。
住宅のつくり方は、時代とともに変化しています。
新しい工法や材料が次々と登場し、住宅の性能も大きく進化してきました。
新しい技術を取り入れることは大切です。
そのうえでアンキハウスには、変わらず大切にしている考え方があります。
「昔から受け継がれてきた、木の家づくりの良さを大切にすること。」
そのひとつが、床の「根太工法」です。
根太工法とは、床を支える「根太(ねだ)」という木材を一定の間隔で並べ、その上に床合板や床材を施工する、昔ながらの木造住宅の工法です。
アンキハウスでは、45mm×60mmの根太を303mm間隔で配置し、その上に12mmの床合板を施工しています。
暮らしの中で目にすることのない部分ですが、毎日歩く床を足元で支えている大切な構造です。
現在の木造住宅では「剛床工法」も広く採用されています。
梁や大引の上に厚い構造用合板を直接張り、床面を一体化させる工法です。
一方の根太工法は、床を支える根太を組み、その上に床を仕上げていきます。
どちらが優れているという単純な話ではありません。
それぞれに特徴があり、大切なのは工法の特徴を理解したうえで、建物全体として計画することです。
床は、地震や風の力を建物全体で受け止めるための大切な面でもあります。
そのためアンキハウスでは、根太工法に加えて火打梁を設け、床面をしっかりと固めています。
工法そのものだけでなく、組み合わせまで含めて考える。
それが「建物全体として計画する」ということだと考えています。
「昔からある工法だから」という理由だけではありません。
長年、木造住宅に携わってきた中で大切にしてきたのは、「木を使って、木を活かして家をつくる」という考え方です。
木造住宅は、柱や梁だけでなく、床下の構造まで含めて一つの家。
木材を一本一本組み上げ、職人が現場で納まりを確認しながらつくっていく。
そこには、効率だけでは語れない良さがあります。
ただし、昔の家をそのまま現在に持ってくるわけではありません。
住宅に求められる性能や安全性、施工基準は時代とともに変わっています。
「なぜ、この工法が長く使われてきたのか。」
そこを考えながら、現代の住宅に求められる性能と両立させることを大切にしています。
完成した家を見ても、床下の根太を見ることはできません。
それでも、そこには家をつくる職人の仕事があります。
新しいものだけが、良いものではない。
長く続いてきたものには、続いてきた理由がある。
木を知り、木を活かす。
その良さを現代の家づくりに取り入れながら、これからも「ちゃんとした家」をつくっていきます。