アンキハウスの標準仕様のこだわりをご紹介します。
24時間換気は、住宅に設置することが法律で義務づけられています。
つまり、どの家にも必ず付いているもの。
だからこそ、どう考えて選ぶかに、会社ごとの違いが出ます。
24時間換気には、大きく分けて2つの方式があります。
給気も排気も機械で行う第一種換気。
給気は自然に取り入れ、排気だけを機械で行う第三種換気。
アンキハウスが標準としているのは、第三種換気です。
新鮮な空気は、各居室の窓に設けた換気框(かんきがまち)から取り入れます。
そして、トイレの換気扇で家全体の空気を外に押し出します。
給気口から入った空気が、部屋を通り、廊下を抜けて、排気ファンへ向かう。
家全体を、ゆっくりと空気が流れていく仕組みです。
第一種換気は、熱交換によって、換気をしながら室温を保ちやすいという優れた方式です。
それでもアンキハウスが第三種を選んでいるのには、理由があります。
電気で動くものは、いつか交換の時期がくるからです。
第一種換気は、給気も排気も機械で行います。
そのぶん本体の価格も高く、フィルターの交換も定期的に必要になります。
そして機械である以上、10年、20年と経つうちに、必ず更新の時期がやってきます。
家は、建てたときが終わりではありません。
住み始めてから、何十年も続いていきます。
導入するときの性能だけでなく、それを維持し続けられるかどうか。
私たちは、そこまで含めて考えたいと思っています。
第三種換気は、排気ファンで室内の空気を押し出し、その分だけ給気口から新鮮な空気を取り込む仕組みです。
ここで大切になるのが、家の気密です。
もし家じゅうに隙間があれば、空気は給気口ではなく、あちこちの隙間から入ってきてしまいます。
そうなると、計画したとおりに空気が流れません。
アンキハウスでは、壁に防湿・気密シートを別張りし、天井は小屋梁部分にベニヤを張って、気密を確保しています。
隙間の少ない家だからこそ、第三種換気は本来の働きをします。
断熱と気密と換気は、別々の話ではなく、ひとつながりです。
ひとつだけ、住み始めてからのお願いがあります。
24時間換気を担っているのは、トイレの換気扇です。
「使っていないのに回っている」「電気代がもったいない」と感じて、スイッチを切ってしまう方がいらっしゃいます。
けれど、この換気扇が止まると、家全体の空気の流れも止まってしまいます。
給気口から新鮮な空気が入ってこなくなり、湿気やにおいもこもりやすくなります。
消費電力は、わずか1.9W。
24時間つけっぱなしにしても、電気代は1か月で40円ほどです。
家じゅうの空気を入れ替え続けるための、月40円。
どうか、そのまま回しておいてください。
アンキハウスは、無理のない価格で家を建てていただくことを大切にしています。
かけるべきところには、きちんとかける。
基礎、構造、断熱、屋根や外壁の素材。
長く住まいを支える部分には、手をかけています。
その一方で、無理に高性能な設備を入れることが、いつも正解とは限りません。
住み始めてからの負担まで考えて、必要なものを選ぶ。
見えないところまで、ちゃんと考える。
それが、アンキハウスの家づくりです。